脳機能のピークはいつなのか?

人の脳は年齢と共に低下していく。
それはもう避ける事ができない事です。
我々人間の認知機能は、20代をピークに、年齢を重ねるごとに低下していきます。
ですが脳の能力のピークに関して、凄く面白く興味深い研究結果も出ています。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の認知科学研究者で、加齢に伴う知能の変化に関する研究を率いる、ジョシュア・ハーツホーン(Joshua Hartshorne)氏は
「人は10代から90代まで、ほぼすべての年齢で何らかの能力のピークが来る」と語っています。
まだピークが来るんだって思うだけでも、日頃の脳トレにやりがいも出ますね。
宮地式”脳トレ記憶術公式HP18歳前後に迎えるピーク
科学者は脳の機能を測定する為に「DSST]と呼ばれる認知機能テストを使用します。
その検査の結果、一般的に情報処理能力や記憶力は、10代後半にピークを迎えることを「ハーツホーン氏」は発見しました。
20歳を前にして、早くもピークを迎えるんですね。
22歳頃に迎えるピーク
名前を記憶する能力がこの頃最適だとわかったんです。
人は人物と人名という、何の脈略もないものを記憶するのが苦手なんですね。
若い人がこの問題に悩んでいるという印象はないですが、20代前半が最適との事です。
32歳前後に来るピーク
30代は仕事でもあぶらの乗ってくる年代だと思います。
この頃は、そんな仕事をする上でも欠かすことができないであろう「顔認識能力」が30歳になった直後にピークに達すると言われています。
43歳前後のピーク
何と意外な事に「集中力」に関しては43歳頃がピークとなるみたいです。
正直、もう少し若い時なのかな?なんて印象がありましたが、集中力は年齢とともに向上し、43歳前後にピークを迎えることがわかったみたいです。
48歳頃のピーク
他人の感情を読み取ることが、一般的に40代後半に達するまで苦手との事です。
実際に、数千人の目元のみの写真を見せて、写真の人物が何を感じているか説明を求める実験の結果、48歳前後の人が一番良いパフォーマンスを見せたとの事です。
「感情認知能力」はこの年齢がピークと考えられます。
50歳頃にくるピーク
この年齢でどんな機能がピークを迎えるのか?
凄い意外な事に、「基本的な計算能力」は50歳頃がピークとなるみたいです。
学校も随分前に卒業して、数学になんて余り触れてない…
でも、引き算や割り算の計算能力のピークは50歳なんです。
50歳前後のピーク
50歳で基本的な計算能力がピークに達するのと同じ様に、「一般的な情報を学び、理解する能力」も50歳前後にピークに達します。
この年齢までピークが来ないとなると、まだまだ新しい事を吸収できるという気持ちにもなるのではないでしょうか。
67歳前後のピーク
この年齢までピークが来ないの?
そんな印象も持ちますが、「語彙力」のピークはこの年代。
確かに、長年色んな言葉を使い、耳にし、どの言葉が適しているのかという事が身についているとも言えます。
多肢選択式の語彙テストの結果も60代後半から70代前半がピークと結果も出ているんですね。
脳トレを行う事で、更に良い形で脳の機能を使える様になるかもしれませんね!
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